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医師となって最近思うこと

皆さん、初めまして。精神科医の野原千春と申します。普段は千葉県の精神病院で臨床をしています。医師になって20年近く、やっと医師の仕事にも慣れてきて、動じることも少なくなってきたのですが、ここまでくるのに紆余曲折がありました。私は医学部に入る前、東大で建築を学んでいました。建築学科の意匠系の卒論生で4年時就職活動をしていました。東大生といえど、女子には社会は冷たかったです。某大手ゼネコンの設計部ははっきり、女子は取らないと言われました。私としては建築はあまり向いていないと判断し、自分の特性を活かせる精神科医になるべく医学部進学を決めました。医師の世界はなってみると、あまり出世はしないかもしれないですが、女子にとって生きやすい世界であることが判明しました。患者さんが女医を望むというニーズがありますし、給料体系も基本的には男女差はないです。自己裁量権もありますし、人助けになりますし、感謝されることも多く、恵まれた職業だなあと感じております。しかし専門性が高く、視野が狭くなりがちなため、今は政治経済にも明るい、複眼的思考の出来る人になりたいなあと日々研鑽を積んでいきたいと思っています。

 
 
 

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